町内の旧家のお宅を拝見しました。
材木屋さんを営んでいた家ですから、
材料も仕事も一級品です。
客間の欄間には“松竹梅”の彫刻で、とってもおめでたい。
床の間の造作や、天井板も 今では手に入らない貴重な材料です。
びっくりしたのは、客間の離れにある、客用トイレ。
書院風のきらびやかな窓に、天井は折上げ格天井です。
小用は、チョウナ掛けのナグリのすのこ状床板に
茶室張りの掛け込み天井。
材木で栄えた当時の、粋で洒脱な心意気を感じさせます。
まちの繁栄を今に伝える、貴重な建物だと改めて感じました。
ご好意で見学させていただき、ありがとうございました。
(個人宅の情報を、ブログに載せちゃって大丈夫でしょうか?)
もちろん許可をいただきました、ご心配なく。